工場・倉庫の暑さ対策・寒さ対策をお考えの方におすすめです!
日々、研究と調査を重ね、あらゆる業界において技術の向上や新製品、新工法が開発されています。建築業界でも、各種工法や商品が発売されていきます。その中で、弊社に必要なものを探し出し、学び、取り入れています。
今回ご紹介する商品との出会いは、まさに待っていた!というものだったのです。これまで弊社が、お客様から常々ご相談いただいていた困りごとを、解消するものだったのです。
工場の屋根工事をしたくても、「ラインが止められない」という社長様の悩みを解決したのです。そうして、この工法のいくつかのメリットのうち、3つは社長様にとってこの上ないものでした。それは、
- 工場の中で作業をしたまま、屋根工事が出来る。(作業を止めなくてもOK)
- カバー工法による空気層のお陰で、工場内部の空調費用が削減!
- 屋根がアスベスト製品の場合、撤去不要なら工事中の厳しい規制や、近隣住民の方への配慮が不要。
では、その工法を詳しくご覧ください。
工場・倉庫のスレート屋根、大波・小波鉄板屋根等の老朽化による雨漏りもこれで解消です
確実な施工技術をもった『ちきゅうにやさしい施工研究会LLP』メンバーにより手際よく、品質の良い工事で現場環境の改善を約束します!!
ゼロディールーフの遮熱効果に関しては、豊橋技術科学大学(建設工学博士)本間宏教授が建築学会で発表した「二重屋根中空層の自然換気による日射熱排除効果の数値分析」の論文や実際にゼロディールーフを施工した某大手化学メーカーN社豊橋工場での実測実験で実証されています。
ゼロディールーフの施工時にできる既存屋根と新規屋根との空気層内で上昇気流が発生し、自然換気の現象を引き起こします。そして施設内部に遮熱効果をもたらすというものです。その他に施工実績のある施設での現場作業員や経営者の方にお聞きすると、夏も快適に作業ができるようになったなどの作業環境の改善や、遮熱による電気料金の節約に至ったなどの報告を受けています。
老朽化した工場施設の屋根を見栄えや強度を改善するとともに、消費エネルギーの低減や室内環境の改善についても効果があると考えられます
弊社が施工した工場で実際に施工前・施工後の温度を測定してみました。
さて温度差は? 夏編はこちら>> 冬編はこちら>>
■ ZeroD-Roof による温度変化 N社豊橋工場屋根 本間教授による実測値 (実施日:2002年8月10日~12日) ※黒球温度:作業者が実際に感じる体感温度に近い実測値 |
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屋根上面温度 | 屋根裏面温度 | 室温 | 黒球温度※ | 床表面温度 | |
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スレート単層屋根 | 54,0℃ | 56,2℃ | 38,2℃ | 41,2℃ | 35,9℃ |
ZeroD-Roof | 55,6℃ | 37,8℃ | 32,3℃ | 32,3℃ | 30,4℃ |
■ ZeroD-Roof による電力料金節約シュミレーション N社豊橋工場の場合 工場のデータ 【床面積:160㎡、軒高さ:4,670mm、設定温度:28度、換気回数:10回/h、冷房度日287d、d】 |
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冷房負荷 | 電力消費量 (一夏) |
冷房電気料金 (一夏) |
冷房電気料金 (㎡/一夏) |
改修による電気料金削減量 (㎡/一夏) |
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スレート単層屋根 | 49.7(kw) | 86(MWh) | 856(千円) | 5,366(円) | 2,008(円) |
ZeroD-Roof |
31.1(kw) | 54(MWh) | 536(千円) | 3,358(円) |
工場・倉庫のスレート屋根の改修は、スレート用カバールーフならリフォームに最適!既存の屋根を解体せずに屋根が二重構造になるので屋内環境の断熱性・防音効果が向上します。さらに屋内の業務は稼動したまま改修できるので、短い工期でリフォームできます。
ZeroD-Roofの工法 | 従来の工法 |
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既設スレートにはいっさい穴を空けません つまり、内部に切屑などは落ちません 「屋根上で工事をしている事に気が付かなかった」というお客様の評価も頂いています。 |
既設のスレート及び木毛セメント板を貫通して、母屋(C型銅等)にドリルビスで屋根材を固定します。その際、スレート・木毛セメント板・C型銅等の切屑が内部に落下します。 ※スレートの切屑には身体に有害なクリソタイル石綿が含まれています。 |



- 既設スレートのフックボルトを利用して、専用のサドル(通し母屋固定金具)を取付ます。
- そのサドルに通し母屋を固定し、新たな母屋を設置します。
- その母屋に屋根材をドリルビスで固定します。
標準仕様 | 原 版 |
種類 | ステンレス鋼板・アルミ・フッ素鋼板・カラーGL鋼板・アルスター鋼板・ガルバリウム鋼板・カラー鋼板 |
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板厚 | 標準:0.5mm(0.6mm可) | ||
断熱材 | ポリエチレンフォーム t=4mm 裏張 | ||
働き幅 | ヨドルーフ33 780mm / エバールーフやまなみ 650mm |
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既設スレートを剥がさず、工場は稼動したままでOK!
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既設の屋根はそのままなので、産業廃棄物(アスベスト等)の処理は不要
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無塵工法なのでほこりは出ず、施設内部の養生は不要
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長尺折板屋根の新規施工により、雨漏り等の悩みも解消
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既設スレートとの二重構造により、遮熱性が格段に向上
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施設の作業環境が改善され、現場作業者の能率もアップ
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短期間の工期で美しい外観を取り戻し、快適な環境を創造
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小波スレート屋根や大波鉄板屋根でもOK!
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転落防止ネットを使用で施工時の安全面に配慮

この商品は愛知県豊橋にある株式会社仲井が開発し、その技術面のバックアップを(株)淀川製鋼所が行い、そして検証を豊橋技術大学の本間教授が行われました。その中でこの商品をより確実に工事を行うために組織されたのが「ちきゅうにやさしい施工研究会」です。
この会の中で全国の施工会社が集まり、施工レベルのアップと、安全に工事を行うための情報を共有しています。弊社はもちろん、この研究会の主旨に賛同し、早速入会手続きをいたしました。
地球温暖化や産業廃棄物の問題など、地球環境保全をめぐる問題は広く論議され、年々強まってきています。経済活動の中心にいるわれわれ中小企業においても、環境保全と資源循環型経済の問題について、努力する必要があるのではないでしょうか。「ちきゅうにやさしい施工研究会LLP」では、地球環境保全と資源循環型経済社会の実現のために、まずはわれわれが使用する建材や施工方法を見直し、一歩一歩努力したいと考えています。

ちきゅうにやさしい施工研究会LLPは、全国の有力な施工店によって組織されています。全国の施工店の情報は、ホームページでご覧下さい。
〒556-0004 大阪市浪速区日本橋西1丁目3-19 南海日本橋ビル1F (株)マドック内
TEL 06-6630-0150/FAX 06-6632-6655
URL http://www.earth-lab.org/
【製造元】
株式会社 仲井
〒440-0853 豊橋市佐藤1丁目6番地の1
TEL(0532)62-5580/FAX(0532)62-7017
http://www.nakai-metal.co.jp/
- 建築板金(屋根・外壁・工事)
- 製作金物・特殊化粧パネル・設計施工(アルゴン溶接他)
- 屋根・壁のリフォーム(一般住宅・工場・店舗他)
※ECO遮熱工法は弊社の登録商標です
ECO遮熱工法® -登録商標第5476273号-
-登録商標第5476272号-
-登録商標第6183069号-
このカバールーフ・無塵工法が可能となったのは、開発者が既設のフックボルトを利用して、新規の屋根を固定しようと考え、下記の部材(金物)が考え出されたこと始まります。(下記の部品は特許商品となっています)。
そうして、私が「これだ!」と思った理由に、この部材を使えば、あらゆる屋根材が使えるということなんです。そう、上に葺く屋根はお客様のお好みや、ご予算、地域特性や業種に合った屋根材からご自由に選んでいただけるのです。