
前回は、壁に入り込んでしまった雨水による雨漏りでした。
外からしか見えないので残念でしたが、壁の内部は、腐朽や蟻害は避けられない状態と言っても過言ではないと、私は思います。
【家を長持ちさせるのは、木材まで雨水が浸入しないようにすること】
これが一番の課題であります。
防水シートの重ねしろをケチらない!
正しい水切りの施工をする!
シーリング材の注入を入念に!
もちろん、正しい屋根工事、外壁工事、樋工事は基本中の基本です!
いかに下地へ雨水を浸入させないようにするかは、やはりプロのお仕事。
雨漏りが見つかったら、早急にプロに止めてもらってください!
そして、一日も早く雨漏りで悩まなくていいようにしてください!
私が皆さんに伝えたいのは
【水は材木の大敵と心得よ!!】
なのです。
こうなると、雨水だけでなく給排水、エアコンの排水、結露など木材を腐らせてしまう“水”は家とは切れない関係です。
ということで
第2弾の内容は雨漏りではなく、“結露”についてです。
な〜んだ、結露か・・・と、がっかりしないで!目に見える壁のシミなんて同じですから、よく雨漏りと間違えられてしまうのですよ(苦笑)。
今年の夏はビアガーデンでグビッとやりたいくらいに暑くなっていることでしょうか(笑)。
このビールジョッキの表面に付く水滴が、まさしく結露と同じ原理なのです。
夏の空気は暖かくて湿っていますよね。
ジョッキは冷たいビールで温度が下がり、暖かい湿った空気がジョッキの表面で冷やされるために水滴が付きます。
空気中に水蒸気として存在できる水の量は、温度によって決まります。
暖かい空気はたくさんの水蒸気を持てるのですが、冷たい空気は少量の水蒸気しか持てません。
大量に水蒸気を含んだ暖かい空気の温度が下がると、空気が冷えて持ちきれなくなった水蒸気が、水滴となってしまいます。
またまた、物理のややこしい話??
まぁまぁご勘弁を、、、
ようするに、冬に壁や窓の表面に水滴・・・これは表面結露ですが、壁の内部で起こっている結露が「内部結露」といわれます。
1980年代前半は、省エネ化のために住宅に断熱材を入れることが、叫ばれるようになったころでした。
しかし、防湿については、ほとんど注目されていませんでした。
最近になって、この「内部結露」による腐朽が問題視され始めてきています。
さて、この内部結露については、次回詳しく説明いたします。